※下段に資料を貼り付けているので参照ください。
◯期日前投票率:28.87%(前回:29.51%) ▲0.64%
減少幅としては小さいですが、秋田県の各自治体の期日前投票率を見ると、全体として多くの自治体が前回と比べて上昇しているので、断定的なことは言えませんが、鹿角市の期日前投票率の低下は実施体制の変更が影響している可能性があります。
細かく見てみると、今回は期日前投票所の箇所数が、前回に比べて大幅に減少しています。前回は公示日の翌日から7〜8ヶ所の期日前投票所があったのに対し、今回は投票日の1週間前までは市役所庁舎の1ヶ所のみでした。
◯当日投票率:18.52%(前回:23.38%)▲4.86%
◯最終投票率:49.12%(前回:55.30%) ▲6.18%
やはり、最終的には当日投票率が大きく減少していることが、今回の鹿角市の最終投票率減少の大きな要因となっています。
男鹿市では、期日前投票が前回より4.61%も減少していますが、最終投票率は4.54%の減少にとどまっているので、当日投票率は若干上昇しているものと思われます。投票所数は変更なし(投票所数33→33)
北秋田市は期日前投票率が若干減少(▲0.04%)で、最終投票率が4.16%も減少しており、鹿角市と同様に当日投票率が大きく減少したようです。前回と比べて投票所の再編はされていないようなので、この要因が気になります。(投票所数37→37)
潟上市は期日前投票率が減少(▲1.39%)し、最終投票率も4.03%減少していることから、こちらも鹿角市ほどではないものの、当日投票率が大きく下がったと思われます。(投票所数28→18)
いずれにしろ、鹿角市の最終投票率の減少幅は他の大きく減少した自治体よりも、さらに2ポイントほど大きく、今回の大幅再編が確実に大きく影響していると考えられます。
次回に向けて投票率の向上を図るためには、主に投票日当日の実施体制の改善が必要です。特に、前回は投票したのに、今回は投票しなかった方の要因をしっかり検証する必要があるかと思います。