令和3年4月より鹿角市議会議員の笹本真司です。活動情報を発信します!

基礎自治体の組織体系(部署の配置方法など)

保育園給食への主食提供に関して、全国の事例を調べている際に気づいたのは自治体の未就学児を担当する部署は大きく2通りあり、ざっくりいうと、「健康福祉部 子育て支援課」(鹿角市こちら)の管轄の場合と「教育委員会 子ども未来課」の管轄となっている場合があります。
・福祉=家庭の育児支援に焦点・・・保育園は国の管轄が厚生労働省
・教育=子どもの教育に焦点・・・幼稚園(+小・中・高)は国の管轄が文部科学省
鹿角市内では多くの子どもは幼稚園ではなく保育園に通うので、5歳までは福祉管轄、6歳以上は教育管轄です。いっそのこと基礎自治体一気通貫の部署で子供の成長を見守られたらいいのかなとも感じますが、まずは色々調べてみます。

蛇足ですが観光に関しても、商工部などの産業系部署の管轄になっている自治体(鹿角市はこちら)と、観光・文化・スポーツ部の管轄の自治体があります。鹿角市の場合、文化・スポーツは教育委員会の管轄です。
例えば、大湯環状列石ストーンサークル館の管轄は教育委員会ですが、そこの観光政策は産業部です。観光・文化・スポーツ部なら部署内で仕事がある程度完結するので連携がとりやすそうです。ちなみに秋田県は観光・文化・スポーツ部が設置されており、それに合わせてか、観光・文化・スポーツ部を設置している基礎自治体も多いです(秋田市由利本荘市など)。

どちらかというと縦割りな自治体組織の中で、どの部分の横の連携を重要視するかという考え方の違いでしょうか。詳しい方、色々教えてください。