秋田県内の市議会が一同に集まった研修会が秋田市で開催されました。
質疑含めた2時間の講演でした。備忘録として残します。今後の活動に取り入れたいと思います。議員だけでなく、議会事務局職員に対する投げかけもあり、一歩引いた視点からの提言参考になりました。
〜地方議会の話し合いと政策づくり〜本来の議会の姿を考える
講師: 長内紳悟氏(早稲田大学マニフェスト研究所 ローカル・マネージャーなど)
内容を自分なりにまとめると以下の通りです。
◯地方自治とは
•団体自治(議会と執行部)•••これまでの取り組み
•住民自治(住民の参画)•••これから求められる
◯DX(デジタルトランスフォーメーション)に求められるもの
•改善、改革 refine,reform•••これまで=今あるものを良くする
•変革 transform•••これから求められる =今あるものを超える
◯議会の立法機関としての役割
•役所:ルールがないからできない
•議会:必要に応じてルールを変えよう、作ろう!
◯ルールを変更、作成して課題解決するためには
•正しい目的設定のため、なぜその問題が起こるのかという本質から入る
>多くはアイデア(解決策)から入るが本質が捉えられていない
•事実と意見をしっかりと分け、事実から入っていく
>調査やデータ分析(Reasas)が大切。議会事務局の役割も
↓以下講演中に、議会で配布されたタブレットを利用して作成したメモ全文です。
ーーーーーーーメモ全文ーーーーーーーーーーーーーーーー
地方自治とは
•団体自治(議会と執行部)•••これまでの取り組み
•住民自治(住民の参画)•••これから求められる
マニフェスト研究所 毎年評価 300位まで公表
全てを出さない→頑張っている自治体を評価してもらうという思想
ランキング表
http://www.maniken.jp/gikai/2021rank_sougou.pdf
調査報告
http://www.maniken.jp/gikai/2021tyousahoukoku.pdf
学校の統廃合
そもそも学校は必要? 地域コミュニティーのため?
では、校長先生は地域から出るか?地域から選出される?
•DX
改善、改革 refine,reform•••これまで=今あるものを良くする
変革 transform•••これから求められる =今あるものを超える
•議会の役割と意志
地方公共団体としての最終意思決定
(3つの機能)
-住民代表
-執行機関監視
-政策立案
•議事機関と立法機関
GHQ草案 地方立法議会
実際 議事機関としての議会
役所:ルールがないからできない
議会:必要に応じてルールを変えよう、作ろう
・話し合いの公共広場
議員と議員 議員間討議など
議会と市民
議会と市長
議会と事務局
•コミュニケーションの数
18x15/2 + 18 = 9x15+18=135+18=153(鹿角市)
•議会と市長
一般質問、委員会質問: 会派主義から委員会主義へ
-執行部スパイ
-議員御用聞き
-行き過ぎた調整役
•議会の雰囲気
つぐむ→つむぐ へ
例) 湯沢市議会 フィッシュボール
例) 住民参画 アメリカ、松本市(高校生から陳情)、長崎県小値価町
・課題解決
なぜ問題が起こるのかという本質から入る
多くはアイデア(解決策)から入るが本質が捉えられていない
•事実と意見
データ分析(Reasas)
例えば人口問題
-出生数を改善する
-社会増減を改善する
-自然増減を改善する
-自殺減らす
•事務局がデータ提供
•議論は上流で(事業で勝負するな)
-ビジョン
-政策
-施策
-事業
•政策立案
しっかり事実把握し正しい目的設定
議会は縦割り(執行部)に横串を刺す役割
議会としての役割を果たすため、自分達で変えていく
例)Eスポーツで公民館で多世代交流
→年配者のデジタル親和性を上げる
•議会事務局
立法機関としての役割を果たすには人数少ない
議長は事務局の任命権あるが定数は条例の執行部権限
・講師からのアイデア
タブレットを使って一般質問
一般質問予告動画 30秒 どんなことをどういう思いで質問するか
一般質問終了後動画 2-3分 質問を終えての結果と感想
質疑
・ランキングを決めるのはいいが、各自治体に来たことがない人にあれこれランク付けされるのが納得いかない。
→これまでは、新規取り組みの数など定量的な測定方法だったが、これからは、その取り組みが具体的にどのような効果を発揮しているのかという定性的な部分にもしっかり注目し、評価しないといけないと思っている。検討課題。
・【笹本質問】議会、執行部で具体的に政策・施作を前向きに取り組んでいくためには
議会
実践課題の視察がたくさん大切。
データを使ってしっかり議論
執行部
市職員の人事評価制度…形骸化
議会で施作の評価をする→議会職員
・議員間討議はどうやったらうまくいく?
-意見よりもまずは事実を確認する。
-「俺の意見って間違ってるかな」というトレーニング
-話し合いのトレーニング(最近学校で導入)
-話し合いのルールを貼り出す
-話し合いを見える化
→議会事務局はホワイトボードでまとめる
-会議規則も変えていく