令和3年4月より鹿角市議会議員の笹本真司です。活動情報を発信します!

大雨の被害状況(笹本現場確認分)

断続的に続いた大雨(特に8月12〜13日の早朝にかけて)に関して、報道にても詳細が記事になっていますが、、、

令和4年8月12日・13日発生の大雨に関する情報/鹿角市

【続報】住宅被害や道路の土砂流入など 大雨で鹿角市 │ 鹿角きりたんぽFM

昨日8月13日に笹本にて市内を回った状況を報告します。

色々見たり聞いたした内容は、一般質問や委員会での議論に活かしたいと思います。

私一人ではすぐにできることは正直かなり限られ、被災された方には非常に申し訳ない気持ちでしたが、防災マップと照らし合わせながら自分なりに見て回り、また、お話を聞いてきました。また、市外、県外に出られている方もこの記事を読まれているかと思いますので、一つの参考情報となればと思います。

それから、休日返上で深夜から各避難所開設、被害の状況把握、道路等の応急修理、上水道設備の管理など対応下さっている職員や関係者の方々、ありがとうございます。

市内全体的に被害が出ていて、全てをカバーできてはいませんが、私が直接見た範囲での被害規模が大きいと感じたのは下記の2つのエリアです。※15日(月)に市から被害状況の発表があるかと思います。

花輪(警察署〜柴平エリア一帯):支流や水路のあふれ、堤の決壊等による住宅・田畑等の浸水・土砂災害

尾去沢:崖崩れ、道路の陥没、斜面・坂道を下る水流による地盤等の破壊

 

<写真 花輪(警察署〜柴平エリア一帯)>

柴平駅から東へ800メートルほどの間瀬川付近。田と田を区切るように作られた道。写真の左側が上流で右側が下流。写真奥には水路が流れています。あふれた水が左側の田に押し寄せて水が溜まり盛土の強度が落ち、最終的に水圧に耐えきれず決壊したように見えます。手前の木材や波板は、おそらく気づいた方が応急的にバリケードしたものかと思います。

柴平の旧道(国道から別れてすぐ)の路肩崩れ。国道のある左側から米代側方面の右側に水が大きく流れ下っていったと思われます。付近で玄関に水が流れ込んできたお宅の方は、国道の下をくぐるトンネルからまとまった水が下って来たようだとおっしゃっていました。この付近は、下る流水が押し寄せるような被害が多い印象で、さらに低地の下川原で床下浸水されたお宅の方のお話では、周囲の水位がどんどん上昇して床下浸水されたようです。平成25年の浸水に近い状況だったそうですが、当時は床上浸水だったので、今回はなんとか免れたようです。

上の写真の解説で触れた、国道の下をくぐるトンネル(GoogleMapより)

トヨタ付近。ここから警察署付近までは、草や土砂が左右の歩道や敷地に打ち上げられていて、後片付けされる方も多く、広範囲に道が浸水していたようです。厚生病院は大丈夫そうでしたが、敷地横の警察署方面側の店舗などは水が入ってきているようでした。

花輪の高市から500mほど上流付近。この場所に限らず、このような谷地では至る所で越水して稲がなぎ倒されたり、土砂が流入していました。流路の関係で玄関等に土砂水が流れ込んでいるお宅を多数見かけました。

 

<写真 尾去沢>

住宅裏の法面崩落箇所。コンクリートで法面工事されたすぐ横が崩れています。左のコンクリートの法面は県での施工とのことで、伺ったところすでに職員が現場確認に来たようです。

近所の方のお話によれば、この道路は陥没して朝9時ごろには車両が通行できなかったそうですが、午後には写真のように砂と石の混合物で埋められて通行可能になっていました。とても迅速な対応に近所の方や通りかかった方は驚いてらっしゃいました。

至る所の法面が崩れていました。この場所は通行できますが、通行止めになっている箇所が多数ありました。ただ、同時に仮復旧の作業も進んでいました。

尾去沢鉱山下の堤の部分的な崩落(中央付近、配管が千切れているように見えます)

上の写真と同じ場所での、GoogleMapストリートビュー2014年6月撮影の風景

ある尾去沢の高齢者でお宅が玄関の床下まで浸水した方は、深夜に「避難してください!」とスピーカー等で道から消防の方(おそらく消防団員?)に呼びかけられたものの、「道は川のように水が流れて、呼びかけている方の膝くらいまで水がかかる状況で、とてもではないが、外に逃げられなかった」とのことでした。

一連の大雨で、色々な体験をされた方からお話を聞く限り、避難所への移動するほうが逆に危険になる可能性が高い状況が実際に起こったようです。

究極的には個々人の判断になるわけですが、それと併せて地域の共助システム、避難指示等の連絡体制など、地域での議論を深めることも大切と感じました。