◯教育委員会の主張:関係者全員に聞き取り調査をしたが、丸岡議員に対して「アレルギー対応給食を食べたことがない」と答えた職員はいなかった。答弁の内容は正しく丸岡議員の指摘は当たらない。
◯丸岡議員の主張:9月の一般質問の際に、関係者が必要に応じてアレルギー対応給食の検食、試食を行っている答弁があったのを受けて、たまたま個別に関係者と話す機会があった際に聞いてみた結果「食べたことがない」と話していた。今回の答弁とあわせて、教育委員会の答弁内容は事実と異なる。
まず第一に、最も大切なことは、アレルギー対応給食を提供される児童が、クラスメートと楽しく、安心して美味しい食事ができる環境をより良く整備していくことですので、こうした方向性に向かって今後も市執行部と議会は知恵を出し合っていくべきだと考えます。
以上を踏まえた上で、今回の件について私個人の考え方を述べさせていただくと、以下のようになります。
まず発言の真偽に関する可能性を列挙すると以下の4つ。
①教育委員会の主張が正しく、丸岡議員の主張が正しくない
②丸岡議員の主張が正しく、教育委員会の主張が正しくない
③教育委員会の主張も丸岡議員の主張も正しい
④教育委員会の主張も丸岡議員の主張も正しくない
どちらかが確認した事実と異なることを言っているとはとても思えず①と②と④は排除。したがって③のようにどちらの主張も正しい。
とすれば可能性として考えられるのは、丸岡議員がお話を伺った職員が、教育委員会からの聞き取り調査の際に「私が丸岡議員に対して食べたことがないと話しました」と答えなかった。
その理由として考えられるのは、
①話したことを忘れた
②覚えていたが正直に答えなかった
忘れたということは考えにくいので、正直に答えなかったor答えられなかったと見るのが妥当。
なぜ正直に答えなかったのか?
その場の威圧感で答えられなかった可能性や、正直に答えることにより自身の被る悪影響の大きさを考えて答えられなかった可能性が考えられます。(そこまで深い理由がない可能性もありますが。。。)
実際、丸岡議員は担当者の名前を答えていません。答えることで、本人に悪影響が及ぶ可能性を懸念してのことではないかと思います。何も事前知識のない傍聴者は、なぜ丸岡議員がもっと具体的に説明せず、「一般質問での発言が全てだ」との答えに終始することに疑問を覚える方もいらっしゃったかもしれませんが、こう考えると納得できる部分もあるのではないでしょうか。あくまで、私の考えであり推察ですが。
だとすれば、向き合う課題は表面上の真偽ではなく、もっと根深い組織体質とかそういうところにあるのではないかと思うわけです。