令和3年4月より鹿角市議会議員の笹本真司です。活動情報を発信します!

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻に断固抗議する決議

3月22日の3月定例会最終日に、議員発議として

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻に断固抗議する決議 

が全会一致で原案可決しました。

1週間ほど前に、提案としてご相談させていただいたところ、複数の議員の方々の中でこのような決議案を採択しようという機運があり、私にて草案をつくらせていただきました。草案は、最終的に議会事務局の方に体裁等を整えていただいて原案が完成。この原案を議会運営委員会の議事項目として扱っていただき、委員全員から賛成いただいた後、倉岡委員長より本会議に提出、可決となりました。

草案作成にあたっては他の市議会での複数の決議文を参考にさせていただきましたが、下線を引いた部分は私なりの気持ちを込めさせていただきました。現地の方の目線に立ち、同じ人間としての気持ちが伝わるような、血の通った決議文にしたかったからです。あわよくば、この決議が採択される前に、停戦が実現しているかもしれないなと、僅かな期待もありましたが、残念ながら今この記事を執筆中も戦争が続いている状況です。

以下、原案の文章です。

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ロシアによるウクライナへの軍事侵攻に断固抗議する決議(案)

令和 4 年 2 月 24 日、国際社会からの度重なる警告にも関わらず、ロシアはウクライナへの軍事侵攻を開始した。既に多数の民間人を含む方々の命が奪われ、その他大勢が心身に多大な傷を負い、大量の国外脱出難民も発生している。当たり前のはずだった平和で幸せな日常が、突如として奪われてしまった多くの方々に思いを寄せる時、深い悲しみと怒りが込み上げるのを我々は禁じ得ない。

このロシアの行為は、国際社会の平和と安全を著しく損なうものであり、断じて容認することができない暴挙である。このような武力による一 方的な現状変更への試みは明白な国際法違反であるとともに、第二次世界大戦後、築き上げられてきた国際秩序の根幹を揺るがすものであり、断 じて看過できない。

また、核兵器で国際社会を威嚇することは許されざる行為であり、非核平和都市宣言を行い、核兵器の廃絶と世界恒久平和を願う鹿角市議会と して強く抗議する。

鹿角市議会はロシアに対し、一連のウクライナへの軍事侵攻に最大限の抗議と非難をするとともに、ウクライナへの即時攻撃停止と完全撤退を 強く求めるものである。

以上決議する。

令和4年3月22日

鹿角市議会

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ウクライナ国旗 黄色は小麦畑、青は空を表すと言われています。

ウクライナ|東京都立図書館