第4回の第三者委員会が開催され、最終報告書が市長に提出されました。こちらの市役所HPで、第1回〜第4回の最終報告書を含めた資料を閲覧できます。鹿角市官製談合再発防止対策検討委員会/鹿角市
以下、私が読んだ範囲で簡単にまとめます。
◯入札・契約制度の検証と課題
・直接的要因は職権において知りうる前市長の倫理観の欠如。
・最低制限価格方式への依存度の高さや、最低制限価格や直接工事費の情報を知り得る職員の多さ、チェック体制の不備など制度運用の明らかな問題点もあった。
◯再発防止対策
・最低制限価格方式においてはランダム係数導入による情報漏洩の回避(導入済み)
・低入札価格調査方式の導入(6月14日の笹本一般質問でも提言し、検討する旨、市から答弁あり)
・チェック体制の強化(詳細内訳書を提出させることについては、6月14日の笹本一般質問でも、再質問の際に市から検討の答弁あり)
・外部監視機関(入札監視委員会、公益通報制度の外部機関の窓口)の設置
・職員の意識向上と専門能力の向上
※参考 国土交通省 入札監視委員会運営マニュアル https://www.mlit.go.jp/common/000020270.pdf
◯今回の報告書の意義
あくまでスタート地点であり、これからの運用における改善が最も重要。
<官製談合についての過去の投稿記事>