令和3年4月より鹿角市議会議員の笹本真司です。活動情報を発信します!

9/28 鹿角市議会官製談合防止対策に関する議会報告会@コモッセ講堂

議員は17名、議会事務局職員に加え、50名ほどの方にお越しいただきました。(最後に報道記事等のリンクあります)

前回の鹿角市役所による官製談合再発防止説明会に出席した際、参加者の方からは主催者の市ではなく、市議会の対応に関する質問・ご意見がとても多く、今回の報告会は厳しいご意見が多数寄せられるだろうと予想していましたが、”やはり”でした。私なりに解釈した限りでは、多くのご意見は根本的に以下のような内容でした。

「行政だけでなく議会の信頼も失墜している。議会の役割である行政へのチェック機能が働かなかったことへの自覚と反省が必要だ。市への要望書よりも議会自身の主体的な対応策が必要だ。」

この内容については、今年の1月下旬に最初の逮捕があって以降、私が繰り返し議会に対して議長への要望書なり、議会運営委員会なりで訴えてきたことです。

官製談合防止対策 議会から市への要望書 - 笹本 真司@鹿角市議会議員 Sasamoto@Kazuno city, Akita

無会派議員3名に対する議長からの要望書への回答について - 笹本 真司@鹿角市議会議員 Sasamoto@Kazuno city, Akita

ですので、報告会の中でいただいたご意見の多くは全くもってそのとおりと思います。私個人としては一議員として、議会としての対応の足りなかった点や、今後の改善点について探るため、過去に議会で議決した工事契約に関する議事録や審議時の配布資料を調べました。また、入札制度や・過去の入札結果について調べ、必要に応じて情報公開請求も行った上で、6月、9月の一般質問でも関連した質問をしています。例えば、9月議会では入札談合や一括下請負につながりやすい、相指名業者による下請負に対する鹿角市の対応状況と強化の必要性について質問したところ、関連規定の整備を進める旨の答弁もいただきました。 

笹本の一般質問 ②相指名業者による下請負への対応について - 笹本 真司@鹿角市議会議員 Sasamoto@Kazuno city, Akita

 

特に印象的だったのは、報告会で最後にあった質問で、議員一人一人に鹿角パークホテル再開に対する3億円補助への見解や、前市長との関係性について回答を求められ、参加議員全員が一人ずつ回答したことです。単に今回の官製談合事件だけの話でなく、それ以前から長年蓄積されていた市議会に対する不信感が根底にあると、改めて感じました。私は新人議員ですので、当時の議決に関わっていない立場からの見解として以下のように答えました。

・3億円補助への見解:本質的には故安倍首相の国葬で国民の賛否が二分している状況と同じだと思う。私なりに全員協議会や本会議の議事録をチェックした限り、結果そのものよりも、説明・議論が十分になされていない(と多くの方が感じている)ことが問題と思う。

・前市長との関係:新人のため、前市長とはあまりお付き合いはなかったが、結果的に市長選挙では前市長の応援した方ではない候補を応援した。

いずれにしろ、本日を第一歩として、今後も議会として、議員の一人としてこのような報告会・語る会や普段の議員活動を通じた市民との意見交換していくことが大切だと思います。

 

<その他、官製談合に関するブログ記事>

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