これからの鹿角市の選挙制度の本質的な議論は、”人口減少社会の中で投票所・選挙制度を持続的に運営する”という観点と、”一人一人の投票する権利を保障するための配慮する”観点のバランスをどこに置くのかになります。意見を出しながら、変化する状況におけるその時の最適解を探っていく旅ですね。私も9月の一般質問で取り上げようと思っています。
今回の北鹿新聞さんの記事に関して
●「選管では、誤って旧投票所に行ってしまったという人の情報は確認していない」
私のもとにはいくつか情報入っています。旧投票所だった施設や自治会長・知人等に積極的に情報を取りに行かないと、待っていてもなかなかこうした情報は入ってこないのではないかと思います。この点に関しては、新聞社等でも取材が進むのではないかと期待しています。
●「低下したのは投票所に近い地域なのか遠い地域なのか・・・」
詳しくは選挙管理委員会の分析結果を待つことになりますが、期日前投票率も下がっていますし、感覚的にはほぼ全ての地域・世代で投票率は低下していると思います。その中で、”特にここに該当する方の投票率が下がった”ということになるのではと思います。逆に増えた世代・地域があったとすればそれはそれで注目です。
今回は大きく3点に関して分析が必要と考えます。
・期日前投票の機会(時間x場所)が大幅に減少した影響(前回は公示翌日から7〜8ヶ所で投票できたが、今回は市役所本庁以外の投票所は6日前または3日前から)
・投票日の投票区が46から6に減少した影響(投票所減少46→6、ポスター掲示板減少約260→53)
・制度変更に伴い実際に行った周知活動の有効性
選挙管理委員会ではどちらかというと、投票結果の分析がメインとなるので、生の声を我々議員や報道の方々が積極的に拾って伝えることが大切だと思っています。
ーーーーーーーーーーー
選挙に関するその他記事