議員のSNS等利用でルール化 鹿角市 │ 鹿角きりたんぽFM
本日、議運で取り上げられた私への厳重注意処分に関して、私の立場から補足説明させて頂きます。対象行為は7月下旬のことですので、この記事を投稿している4ヶ月前です。
○私が入札前にブログに掲載してしまった内容
「電子黒板購入の予算化、入札に関して、教育委員会が参考に取得した見積で使用した電子黒板の型番情報」。(価格ではない)
実際に入札公募の際には、製品型番の指定ではなく「条件A,B,C…を満たす製品」といった表現になるので、それを満たす製品は複数種類ある可能性があります。
○なぜ起こった?
「市民に対して市政の状況を、なるべく噛み砕いて分かりやすく発信したい」という想いが強かった。
本会議では質問は基本的に3回までということや、金額面を考慮し、補正予算案審議中での質問とせず議会後に、予算額の根拠確認と現場での運用理解のため、どのようなスペックの製品を想定しているか担当部署でお聞きしたが、機密情報という意識が薄かった。また、ブログ公開に関して、念の為の事前確認もしていなかった。そのため、入手した情報をそのままブログに掲載した。
○対応
7月23日、議会事務局経由で電話にて指摘あり、すぐに該当部分の削除と謝罪文掲載
7/19 鹿角市第5回臨時会(補正予算:約2億円) - 笹本 真司@鹿角市議会議員 Sasamoto@Kazuno city, Akita
○本質的な問題
第一には、笹本一個人の注意不足と思います。一方で、市及び議会の組織として、全体として市民に出来るだけ出せる情報を開示・透明化していくとともに、出す側、受け取る側で、機密性のある情報は適切に管理するために制度の整備・当事者の教育面の両面からどうすれば良いかという、普遍的かつ前向きな議論をしていくことが重要と思います。
○再発防止策
以後、明らかに開示されている情報(=一般公開している議会での審議過程での情報や、HP等で公開している情報)、以外で知り得た情報は、必ず提供いただいた職員に出して良いか確認をとっている。
○見解
私の認識不足から、結果的に入札に関係する情報の漏洩をしてしまい、市民の方、関係者の方々に深くお詫び申し上げます。
私個人として情報管理のあり方と勉強不足を反省すると共に、上記で記載した通りの再発防止策をとっております。
一方で、「市民に対して出来るだけ噛み砕いて、わかりやすく情報を出していく」という考え方は、私のポリシーですし、そのためにインターネット含め、さまざまな媒体を使用して、一部の方ではなくより幅広い方々に情報共有するというスタンスは変えずに貫きたいと思います。
また、”ひぼう中傷”行為に関しては、非難・批判との線引きをしっかり議論・定義する必要があると思います。萎縮効果によって社会全体が不利益を被る恐れもあります。私の投稿の内容に関しては、基本的に批判・非難の範囲と捉えて発信しております。
誹謗中傷と批判はどう違う?感想や意見との線引きはどこ?違いについて解説
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