令和3年4月より鹿角市議会議員の笹本真司です。活動情報を発信します!

12月10日(金)産業建設常任委員会3 その他:米価下落対策の効果について、かづのパワーの進捗

委員会進行の最後に、2点ほど笹本で質問した内容が以下です。

◯米価下落対策として市で推進している飼料米への転換の効果について

【笹本質問】今回の議会においては一般質問で、米価の下落対策に関する質問が多かった。市の答弁を聞いていると、鹿角市の農業を維持しなければならないという前提はあるものの、経営努力をしている方に不公平感を与えない点もしっかり考慮しなければならないという方針と理解した。市では米価下落を見越して、飼料米への転換などを推進しているが、それに伴って実際に食料米から飼料米に転換した農家は、そうでない農家と比べてどれくらいのメリットがあったのか?

市回答>>1反(10アール)あたりの収量が9俵(約540kg)とすると、食料米を生産した場合、あきたこまちの1俵あたりの概算金は約10000円。以上の前提により概算すると、、、

  • 食料米生産の場合は1反あたり約9万円の収入
  • 飼料米生産の場合は1反あたり約12.5万円の収入(補助金等含む)

【笹本質問】9万円と12.5万円であれば、明らかに飼料米生産のほうが経済的には優位であるので、もっと飼料米への転換が進みそうだが実際にはそうではない。その原因はどこにあると考えるか?

市回答>>生産者の経営意識のところが一番大きいのではないかと思う

更に深堀りしようかと思いましたが、有意義な議論を深めるには私がもう少し勉強、調査する必要があると感じたので、今回の質問はここまでとしました。この点については、食料米と飼料米の2つを生産すると、育苗から育成まですべて管理が2つになり手間が増大するので踏み切れないなど色々な要素がありそうです。もう少し様々な方の意見を伺って行きたいと思います。このブログを読んだ方でご意見等お持ちの方は、是非教えていただければと思います。

 

◯かづのパワー再開の進捗に関して

12月で資金ショートと聞いているが、HTBエナジーとの契約、融資に関しての進捗は?

市回答>>現在契約を詰めている状況でそれが固まり次第融資を申請する。HTBエナジーとかわす予定の契約は、高騰リスクの高い夏冬に実質固定単価調達する内容以外にも、永川水力発電所の電力で余剰が発生した場合の、電力市場での卸売代行など複数ある。資金的には1月まで持つ状況。