令和3年4月より鹿角市議会議員の笹本真司です。活動情報を発信します!

あんとらあ騒動に関連した、笹本の議会での立場表明

これまでの関連投稿で、私の考え方について示しましたので、2つの決議に対して、私が議会で表明した態度を記載します。(まだまだ、書ききれない細かい部分はありますが)

 

【令和5年12月22日】関厚市長に対する辞職勧告決議案=採択

笹本の対応=反対

辞職勧告決議文(ぎかいだより)

賛成・反対討論(ぎかいだより)

 

【令和6年2月6日】かづの観光物産公社に対する鹿角市長の発言についての調査委員会開催に関する請願=趣旨採択

笹本の対応=反対(不採択の立場から)

<反対討論内容>

この案件は、議会の議決権等が及ばない、三セクの経営当事者間同士の紛争に対して、一方の当事者がもう一方の主張が正当かどうか、白黒つけてほしいという内容と捉えることができ、民事訴訟に近い性質。
本当に請願書に書かれた内容を提出者が求めるなら、それは市議会に求めるのではなく、法的効力のある裁判所での民事訴訟や調停を利用すべき。
また、三セクの当事者間の経営判断の議論に対して、第三者の議会が介入する形になる。議会の出した結論に法的効力がなく、品質の担保が難しい一方で、それのもたらす社会的影響力を考えると、議会と三セクの関係性において、不適切な介入事例を残すことになりかねない。
以上を考慮すると、仮に請願が趣旨採択されて、上記の懸念を避ける形でなんらかの結果が出たとしても、1ヶ月単位の時間をかける割に、根本解決につながらないし、むしろ分断を助長する恐れすらある。
そもそも、当事者間の議論が深まっていないことが、この問題の本質であり、鹿角市の利益を損ねている部分なので、議会として行動するなら、まずは感情的にも見える両当事者どうしの冷静な議論を両者に促し、場合のよってはスムーズなやり取りとなるよう、議長等が両者の間を取り持つような、建設的な行動を取るのが望ましいし、鹿角市全体の利益を考えた議会の方向性ではないか。
以上より、不採択とすべき。