令和3年4月より鹿角市議会議員の笹本真司です。活動情報を発信します!

鹿角市の子宮頸がんワクチン接種の状況(小6〜高1相当女性は無料対象)

子宮頸がんは、進行した浸潤がんの場合罹患者約11,000名のうち、2017年で約2800人(約25%)が命を落とす病気です。

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富山県議会議員/公益社団法人日本産婦人科医会 常務理事 種部恭子氏提供資料の抜粋

 

 

特に若い妊娠出産を考える世代での罹患が多く、仮に治療回復したとしても放射線治療や摘出手術の影響で妊娠できなくなるなど、体だけでなく心にも大きな影響を与えます。

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富山県議会議員/公益社団法人日本産婦人科医会 常務理事 種部恭子氏提供資料の抜粋

子宮頸がんはHPV(ヒトパピローマウイルス)への感染が原因(約10%が感染)で、その中で更に発症しない人とする人がおり、約73人に1人の方が罹患します。

感染が原因であるため、下記データにもあるようにワクチン接種をすることで、かなりの予防効果があります。

ワクチンの副作用の影響が懸念されたため、平成22年に一時積極的な個別通知が控えられましたが、その後、ワクチンとの因果関係は認められず、海外でも一般的に接種されていることから、令和2年に再度積極的な個別勧奨をすることとなりました。

科学的に見ても、ワクチンを接種することにより罹患を防げる効果が、デメリットに比べて大きいため、積極的に接種するべきと思います。

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富山県議会議員/公益社団法人日本産婦人科医会 常務理事 種部恭子氏提供資料の抜粋

 

 

下のグラフは鹿角市における接種者数の推移です。

参考に、各年度の女子中学生の卒業者数を併記しました。

開始直後は一時的に接種人数が多い状況になりますが、今後も接種が続けば、仮に接種率100%であれば中学卒業者数と同じくらいの接種数になるはずです。

 

昨年から個別通知が再開されて徐々に接種数が増えているのが分かります。

小6〜高1相当の方は無料で接種できます。

それ以上の方も、自費になりますが接種可能です。

鹿角市ではホームページ、広報を始め、無料対象者には主に学校経由での通知を始めています。

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笹本作成資料

厚労省 ヒトパピローマウイルス感染症に係る定期接種の対象者等への周知について(再依頼)

https://www.mhlw.go.jp/content/000727674.pdf

緊急促進臨時特例交付金

https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000021b99-att/2r98520000021bbt.pdf