一連のあんとらあ騒動については、いろいろと、論点がごちゃ混ぜになっている印象です。
①〜④のどの議論に該当するのか、整理して考えるといいと思います。
②鹿角市のあんとらあ経営課題の認識についてなのか
④鹿角市の関係者への対応(いわゆる根回し、落としどころ)についてなのか
また、議論が分かりにくくなっている要因として、鹿角市・市長の説明の仕方もあると思いますが、一方で、物産公社側は株主の鹿角市よりも圧倒的に多くの経営資料を保持しているはずなのに、市長の主張に対する否定にとどまっている(”〜ではない”というところまで)部分が多い印象です。そもそも、一連の問題は、公社側の株主に対する説明責任が、十分果たされていないところに起因している側面はないでしょうか。
例えば、請願書では「外部監査報告書の信憑性について」も議会に求める調査項目としてありましたが、公社の方で指摘は当たらないと考える箇所と、根拠+見解を一つずつ示した上で、鹿角市に見解を求めれば良いのではと思います。
例えばですが、こんな感じです。
※下記はあくまで期待する見解のイメージで、事実ではありません
「仕入れが硬直化しているという指摘は当たらない。確かに、7割がプラザ経由の仕入れであるが、提示する資料に示されている通り、卸業者の選定には、プラザ内で都度複数の地元業者に対して相見積を取り、3セクとして大切な地元業者を優先するという点および公平性・透明性の確保、また会社としての仕入れコストの低減努力のバランスを図っているからである。」
このような、提示が積極的になされれば、自ずと議論が深まるのではと思いますが、Noの主張だけでは永遠に対立のままだし、実際にはそうでなくても、なにか都合の悪いことを隠そうとしているのではないかという疑念が生まれかねません。