令和3年4月より鹿角市議会議員の笹本真司です。活動情報を発信します!

官製談合事件に対する請願への議運での審議結果報道について

私は、請願内容に対する審議内容での最終的な採決では反対の立場となるでしょう

訂正します。議運で話し合われた際の請願事項1に対する見解に賛同できないため、上記のようなコメントを出しましたが、そもそも回答を要求できる要望書とは違い、請願ではその請願内容を議会として受け止めるかどうか採択・不採択という形で採決するようです。ですので、私は議運での受け止め方には賛同しかねますが、採択自体には賛成です。不勉強で申し訳ありませんでした。請願者には採択・不採択の通知が送付されるとのことです。請願書のほうが要望書よりも位置づけ的には重いものですが、市民の方で具体的な回答を希望される際は、請願書ではなく要望書のほうがよろしいかもしれません。

請願事項の内容は、、、

[請願事項]
1.議会がチェック機能を果たせなかったことについてどう考えるのか、市民に速やかに表明していただきたい。
2.議会として調査できることがあれば、調査し再犯防止策について、議会としてできるだけのことを取り組むこと。
3.議会報告会(市民と語る会)について、早急に開催し市民の声を市政に反映させること。 

 

差し当たり1に対して、

過去の記事でも紹介しておりますが、逮捕に関係する議案を議場のその場で「官製談合として判断できたかどうか」だけみればそれは極めて難しいと思います。しかし、過去何年間もの間に多くの工事契約を議決してきた一連の流れの中で、落札結果に疑問に感じ、そこに対してチェックしていく機会はあったと思います。それを結果的に怠ってしまっていた。批判いただく多くの市民は、この点に対する不信感だと私は理解しています。チェックすることは不可能と言い切れるのであれば、議員・議会としての存在価値の否定にもつながると思います。

そもそも、契約締結における審査において、入札結果に対する関心がなかったのは明らかで、繰り返しになりますが、こちらの記事、2件目と3件目のまさに逮捕案件での議会での審査では入札に関して全く触れられていません。市側の説明で触れられなければ、議会の方から情報を出すよう訴えることもできました。これは、この議案に限らず、過去の何十件にわたる審査においてでもです。

かづの観光ふるさと館大規模改修工事の入札と、契約に当たっての議会での審査に関して検証してみました。 - 笹本 真司@鹿角市議会議員 Sasamoto@Kazuno city, Akita

参考に宮城県東松島市の工事契約の審議における議事録を引用します。(差し当たり見つけたものなので、後でもっといい例に変更します)

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東松島市  令和3年7月臨時会(第6回)  07月21日ー

「◎市長(渥美巖) 議案第74号 (債)令和3年度矢本第一中学校プール改築工事請負契約の締結について、提案理由の説明を申し上げます。
・・・中略・・・
  当該工事については、去る7月7日に執行した制限付一般競争入札の結果、3者から応札があり、・・・中略・・・工事請負契約を締結しようとするものであります。
  なお、予定価格は2億5,599万2,000円で、落札率は88.518%でした
  契約金額については2億2,660万円で、去る7月13日に仮工事請負契約を締結しております。

・・・中略・・・

  詳細については、議案参考資料4ページの資料2―1から7ページの資料2―4までをご参照願います。
  以上、議案第74号についてご審議の上、ご可決を賜りますようお願い申し上げます。

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きりたんぽFM 2022年3月7日