9月3日の定例会が終わりました。
今回のおおきな注目トピックとして、
・市長の施政方針演説
・副市長人事案の採決
がありました。
きりたんぽFMに掲載の通り、副市長人事案は否決されました。
賛成:2(笹本、丸岡議員)、それ以外:15 (賛成者のみ起立の方式。市長選での各候補の応援議員の構図とほぼ重なる ※中立の方もいらっしゃいました)
副市長候補として提案されたのは、前鹿角地域振興局長の岡崎佳治氏でした。
私は、市長の右腕である副市長人事に関しては、不適切である明確な理由(経歴上の不祥事など)がない限り、反対する理由はないと考えます。
市長は公約実現のためにベストな選択をするべきですし、副市長の能力については、私達議員ではなく最終的に市長が責任を負うべきものだからです。
反対討論をされた議員からは、
・鹿角出身の方ではない
・県の職員である理由が乏しい
・鹿角市にとって重要な問題である人口減少問題などには不適切
・打診が唐突で、慎重に決めるべき
といった発言がありました。
※詳しくはアップされる報道を御覧ください。
県外出身者である私が市議会議員選挙でトップ当選したこと、前回の市長選において国の官僚等として約40年間鹿角を離れていた関氏が当選したことを見ても、有権者の判断基準として、地元に長く住んでいることが、首長、議員としての選択基準にはなっていないと感じます。
むしろ、しがらみが薄く、外で培った広い視点や経験に期待しているのではないでしょうか?
今注目されている、千葉県の熊谷知事や、北海道の鈴木知事、三重県の鈴木英敬知事、福岡市の高島市長といった面々はいずれも地元出身ではありません。
以下に私の賛成討論内容を記載します(ドラフトですので、必ずしも発言とは正確に一致しません)
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まず、今回の議会に傍聴にいらした多数の市民の方々、そしてWebでの中継を視聴されている市民の方々には、関心をもっていただき深く感謝いたします。
私は今回の県職員、岡崎氏の副市長候補の提案に賛成です。
まず、この人事の目的はなにか。
それは、「より良い鹿角をつくる」ためだと思います。
では、より良い鹿角とはどんな鹿角でしょうか?
去る市長選挙において、2人の候補者の方がこの点をめぐって選挙戦を戦いました。結果的に当選したのは、圧倒的多数の議員の先生方が応援した候補ではなく、ここにおられる関市長でした。
この点において、議会と市民の方の間に相当の認識のズレがあったことは、事実として受け止めなければいけません。
今回、関市長が県職員である岡崎氏を副市長候補とすることは、決して良好とはいえない県とのパイプを立て直し、鹿角市の利益につなげたいという明確な意志の現れであり、岡崎氏は以前、鹿角地域振興局長を務められ、鹿角の実情を把握されている面でも最適な人選と考えます。
ぜひとも、関市長の右腕となって、よりよい鹿角を創るために、貢献していただきたいと思います。
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