令和3年4月より鹿角市議会議員の笹本真司です。活動情報を発信します!

8/29 官製談合再発防止対策 市民説明会

コモッセで開催された市主催の官製談合再発防止対策に関する市民説明会に出席してきました。15時と18時の2回開催されて、笹本は18時の説明会に出席しました。1回目の市民の参加者は約30人だったようで、2回目は私が確認した限り15人ほどの参加でした。18時の会の参加者が思ったより少なくて、私としては少し残念でした。市からは市長、総務部長、総務課長、契約検査室長、総務課担当者および職員数名がいらっしゃいました。

18時開催分だけでも参加者から、市役所のみならず市議会に対する意見・要望や説明を求める複数の発言(4〜5名)があり、なかには「市長や市職員と共に市議会議長が一緒に前に座るべき」というご意見もありました。なお、市議会議員の参加者は把握している限り15時が3名(田村議員、児玉議員、丸岡議員)、18時が私含めて2名(丸岡議員、笹本)で、丸岡議員は2回とも出席されているので計4名ですね。

なお、市議会の動きに関しては官製談合事件の件を含めた通常の市民と語る会が、9月下旬に開催予定です。こちらの記事でも最後に触れられています。鹿角市議会 女性対象に「語る会」 年度内に複数回 県内13市で唯一ゼロで

市からの説明内容としては6月23日の全員協議会

6/23 全員協議会 官製談合事件再発防止対策について - 笹本 真司@鹿角市議会議員 Sasamoto@Kazuno city, Akitaの内容に近いもので、20分ほど説明があった後、質問・要望を受け付けるという形で、全体としては1時間15分でした。下記の記事の中で赤枠で囲った部分は私の質問の一部です(15時開催時での、別の方からの質問と内容が重複している可能性があります)。

賠償金の請求への質問と関連して、「退職手当の返納については、秋田県市町村総合事務組合の管轄だが、仮に返納された場合、市にはどれくらい返還されるのか?」という質問もしたのですが、市に戻ってくるお金はないようです。

※退職金の財源としては、市から市町村総合事務組合に負担金を支払っていて、その中から職員の退職手当が支給されています。なお、退職手当の手続き事務に関しては下記の通り資料(リンクは令和3年度版)が公表されています。https://akita-sg.jp/ak1ta5g/wp-content/uploads/2021/11/taishokutebikiR03.pdf

下記が各自治体から事務組合に支払う負担金の毎月の集計表の記載例です。鹿角市長の給与額ではありません。鹿角市長は月額82万2000円(R4現在)。市長分の負担金納付額は明確に区別して記載されています。

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(8/30追記)秋田県市町村総合事務組合に電話で確認しました。

・職員の退職手当の財源は各自治体の負担金

・事務組合にてまとめて事務処理しており、負担金の金額は下記の書類のように、統一した基準で徴収している。ただし、各自治体の負担金額と実際の職員への退職手当支払い額のバランスに公平性が必要なため、負担金に比べ実際の支払いの方が多い自治体に関しては、追加で負担金を求めるなどして対応している。

・仮に、前鹿角市長より退職手当が返納された場合、そのお金が鹿角市に返金されたり、鹿角市の負担金支払い額に加算されると言うような扱いはされない。

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秋田県市町村総合事務組合 令和3年度版 退職手当事務の手引 P47 抜粋

また、記事中にある、指示を受けた職員による前市長への情報提供と市長からの口止めに関する質問については、当時、職員は認識できる状況ではなかったという説明で、だからこそ、コンプライアンス研修等を定期的に実施して一人一人の意識・組織風土の醸成を行うとのことでした。

きりたんぽFM 8月29日記事 https://fm791.net/news/post-67502/