令和3年4月より鹿角市議会議員の笹本真司です。活動情報を発信します!

1/26 令和4年 第一回鹿角市議会臨時会

鹿角市議会臨時会が開催されました。

通常議会は3、6、9、12月の年4回開催され、そこで議案(主に予算)を審議して承認されれば賛成多数で可決されます。基本的に、予算が承認されないと市役所の執行部が政策を実行することができません。そのため、定例会での承認では政策実行タイミング的に遅くなってしまい、市民の皆様に不利益が生じると判断されるような場合には、臨時会が招集されます。

冒頭で市長より前市長や市役所職員OBが官製談合の容疑で逮捕された件に関して陳謝ありましたが、議会側からは特にありませんでした。多くの市民の方が注目していた中で、議会として何も触れなかったのは残念でした。閉会後、議長に対しては「早い段階で議会として市民に対して何らかの発信をすべき」という一議員としての考えは伝えさせていただきました。

私個人としての見解は先日投稿の通りです。加えて監査委員による監査や、決算特別委員会が機能しているかなども議会として検証必要と思います。

笹本の見解(今回の逮捕案件を受けて) - 笹本 真司@鹿角市議会議員 Sasamoto@Kazuno city, Akita

【意見】議会における入札のチェック - 笹本 真司@鹿角市議会議員 Sasamoto@Kazuno city, Akita

 

今回の審議内容については補正予算一件です。

主な補正予算の内容 総額約7億円

○住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金(国の事業) 約4億5000万円

住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金について : 経済財政政策 - 内閣府

○稲作経営次期作支援事業(昨年の米価下落受け令和4年主食米作付けに2000円/10a) 2910万円

○除雪委託料(市道の除雪) 2億円

※その他市の各施設の除雪費が個別に計上

概要は下記新聞記事も参照ください。

 

笹本にていくつか質問させて頂きました。(議案の詳細に関する質問は新聞報道にもあるので省略)

○財政調整基金の積立残高見込み

迅速に対応する必要がある際は、この財政調整基金を使用します(今回計上の除雪費用などの捻出)。予算規模の1〜2割ほどの積立が適当と言われているようですが、鹿角市は毎年20億円強の積立があり適正範囲にあります。今回、残高見込みを質問したのは、令和2年度決算で1.5億円ほどの取り崩しだったのが、今年度は今回の補正予算含め8億円弱に上っていたためです。

市の回答)単純計算すると令和3年度末で約18億円。ただし、各予算で余ったお金が積立に回されるので20億円は確保する見込み。

 

大湯環状列石JOMON体感事業の繰越額の多さと今後のスケジュール

文化庁の補助事業で昨年9月に約1.5億円計上され、もともと3年間の事業を文化庁からの単年度事業となったものです。下記ブログ記事にも触れていますが、単年度予算消化は難しい見解はあったものの、ほぼ全額の翌年度繰越のため、今後のスケジュール含めて質問しました。

9月15日 産業建設委員会の報告 1 of 3 所管事項・付託事件の審査 - 笹本 真司@鹿角市議会議員 Sasamoto@Kazuno city, Akita

市の回答)スケジュールの順番上、まつりプログラム→映像制作となり、遅れているために予算消化できていない状況。文化庁とも協議をしており、まつりプログラムは来年夏、映像制作は来年度末までの完了を見込んでいる。

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北鹿新聞 2022年1月27日記事