令和3年4月より鹿角市議会議員の笹本真司です。活動情報を発信します!

11/2 全員協議会 かづのパワーの経営状況と令和5年度からの経営 〜政治の役割〜

開催から若干日が経ってしまいましたが、11月2日に全員協議会があり、令和4年4月より営業再開したかづのパワーに関して、以下の説明がありました。

1.今冬の仕入価格上昇への対応について

2.令和5年度の事業計画について

内容については下記の報道記事で述べられていますので、各議員からの質疑の状況について載します。

やめるべき・・・見通しが甘い(1件)

進めるべき・・・しっかり息長く育てていくべき(1件)

進めることは理解するがコメントあり(いくつかの意見をまとめると大体以下の通り)

 ー自前電源確保すべき(第3セクター、地元民間出資など)

 いつまでたっても外部環境に左右される。市民との共動につながらない。

 ー丁寧に説明するべき。内容が複雑で市民の理解が浸透していない印象。

 

私の意見、進めることは理解するがコメントあり。

鹿角市は再エネ自給率300%ですが、現状の方向性だと何か新しい電源や市民意識、生活スタイルの変化が生み出されるというよりは、、数字合わせの世界で鹿角市の中でカーボンニュートラルになる方向を目指しているような印象が強いです。

1企業の取り組みとしては、このアプローチでいいと思うのですが、自治体で行うのであれば”再エネを通じて市民生活を豊かにする具体的なビジョンを全面に出して実行して欲しいというのが私の意見です。

2030年までのカーボンニュートラルを目指すのであれば、本来は全自治体の先頭を突っ走っているべきだと思いますし、どか〜んとスローガンを掲げて行政、市民、企業が一体となるような方向性、そして熱意・気迫が欲しい。

しかし考えてみれば、、、

私も市議会議員になって1年半になりますが、実はこういうレベルの話こそ、市長、議員といった政治家がリーダーシップを取って前に進めていかないといけないのだと強く意識するようになってきました。

先日、八幡平市民センターでの活動報告・意見交換会では、公共交通のあり方に関する活発な意見交換がありましたが、今鹿角市で求められている改革は、これまでのしがらみ等から脱却するために誰かが腹を括って責任を持って前に進める必要のある部分が多く、これはもう当然といえば当然なのですが、職員に意見すれば動くという世界ではないですね。

結果的にそれをやってるだけだと、私の意味ないなと。

だからこそ、政治が必要なんですね。それこそ一般質問等を通じて市長の覚悟とビジョンをガンガン問うて活発な議論をしていく、少しでも前に進めていくこと、実効性のある合意形成に貢献することが、市議会議員に求められていると改めて感じています。

きりたんぽFM2022年11月2日記事 https://fm791.net/news/post-68559/