令和3年4月より鹿角市議会議員の笹本真司です。活動情報を発信します!

10/17 議会運営委員会視察@茨城県取手市議会

議会運営委員会に、無会派オブザーバーとして参加している関係で、行政視察に来ています。(宿泊先ホテルより投稿)

先ほどまで茨城県取手市議会で

タブレット端末を活用したオンライン会議について」

という内容で色々な取り組みを紹介いただき、また、議会事務局の職員の方々や取手市議会議員の方々と意見交換させていただきました。

取手市議会本会議室において

取手市議会のオンラインを利用した取り組みに関する主な報道記事はこちら

本会議、委員会等におけるオンライン導入事例や、AI音声認識による議事録作成効率化など、さまざまな取り組みを紹介していただきました。

議会事務局の方々のとても丁寧なプレゼンに加え、最後まで同席いただいた赤羽(あかば)議員から、議会側からの補足もいただき立体的に掴むことができました。

 

私がさせていただいた質問

「さまざまな取り組みの一つ一つは素晴らしいが、それらが先進的に実現できているのは、取手市議会の底流を流れるスピリットによるものと思う取手市議会にはどのようなスピリットがあり、それによってどういう過程で取り組みを実現させてきたのか?」

回答)

あるベテラン議員の回答内容

平成17年の合併当初からずっと市議会とともに歩んできたが、議会事務局の職員が議員の顔色を伺うような印象を受けた。そんなことではいけないと思った。

そこで、合併後初の議長として選出いただいたので、改革検討委員会を作りさまざまな改革案を集めたところ、100件以上あつまり事務局からもたくさん集まった。

議員からの提案もあるが、事務局職員が積極的に提案してくれるようになった風土によるものが大きいと思う。

職員はさまざまな能力を持っており、それを発揮してもらう環境作りも議会の仕事だと思う。

・議会事務局職員の力を引き出す土壌

・リスクを恐れない。まずやってみて、ダメなら戻ればいい。

・議会は基本的に全てオープン。隠すことはない。(秘密会を除き)

 

補足して議会事務局から

・議員が職員と同じ目線に立って課題に向き合ってくれるので、非常に働きやすい

例)新しいことを実施するのに必要な経費を、議会の経費削減から捻出するなど。

 

誰しも、色々と勉強すると、各地の良さそうな事例をつまみ食いしようとしてしまう面がありますが、望ましい結果を出していくための組織風土の醸成は最も重要であると、「改めて認識できた視察でした。

 

改めて、今回の視察を快く受け入れていただき、準備いただいた取手市および取手市議会の皆様、本当にありがとうございます。