令和3年4月より鹿角市議会議員の笹本真司です。活動情報を発信します!

【報告】議会対策検討委員会の検討結果

令和3年度の議会改革検討委員会での、笹本提出案に関する検討結果です。

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<笹本の提案内容の検討結果>

1.議員定数の削減 →実施しない

・単純に減らせばよいというものではない。

・市民に求められている新人の当選機会を減らすことになる

現状18人。人口減にともない2名ないし4名減

→議員一人あたりの市民数は維持。市の財政負担減。

2.全員協議会・委員会議事録の一般公開(HP含め)常任委員会の議事録はHPで一般公開(2月15日開催の常任委員会から公開開始予定)。全員協議会に関しては会議規則上議事録作成は定められていない。ただし記録としての議事録は議員のシステムで共有する。

現状、議事録をHP上で見られるのは本会議のみ。

透明な市政を目指す上でも、委員会など市民が傍聴可能な会合は、特別な理由がない限り基本的に議事録もHP等で一般公開とするべき。

3.本会議議事録の公開にかかる期間短縮→実施しない

正式な会議録を公開するべきであり、速報版のホームページ掲載は控える。ただし議員には速報版のデータをシステムで共有する。(速報版は会議開催後40日程度)

現状、定例会の議事録はHP上にアップするまでに3ヶ月以上かかる。

正確性の担保が理由だがスピード感も大切であり、他の自治体でも導入されている速報版(10日〜数週間以内)のアップを検討すべき。

4.常任委員会資料の事前配布→実施する

タブレット導入により会議開催の前日午前中までに議員の使用するシステムにて共有。

現状、当日会場での配布。十分に目を通す時間がなく、委員会が形骸化する要因。

最低でも前日、できれば2日前には完全でなくて良いので委員に配布してほしい。

熟読できるし当事者など詳しい人にも事実やポイントを確認でき、有意義な質問ができる。

12月からタブレット導入されれば、印刷する必要なく資料修正に伴う職員側の手間が減るので、ハードルも下がる。

 
5.常任委員会の日程の分割→実施しない
議事録を見ればよい。
現状は同時進行で傍聴人は1つの委員会しか見られない。
各委員会の日程を分割することでより多くの目を入れられる。
市民・マスコミは、各委員会を終始傍聴できるのでより詳しく報道され、そこから市民が知ることが増える。(現状は1社1名の記者がぐるぐる回っている)
また、各議員が所属外の委員会を傍聴でき、市政全体への理解が深まる。
今後人口減少や市財政を考えて議員数が減少する中で、将来的に分業(各委員会に議員割り振り)から包括的役割を付与していくことで、議員一人ひとりのパフォーマンスを最大化する。
 
6.常任委員会後の市長同席の総括審査→実施しない
既存の枠組みの中で、必要に応じて全員協議会など開催すればよい。
現状、議案について提案者トップの考えを聞けるのは、初日の提案時のみ。
各議員が一般質問、常任委員会を経て検討を深めた議案を、採決前に市長にただす機会をつくることで、市長の覚悟につながるとともに、議案の本質や市長の考え方を市民にわかりやすく伝えられる。秋田県議会などで存在する。次年度予算を審議する3月定例会のみでも設置してはどうか。